Tuesday, January 23, 2007

I'd kick the stone on the platform,when everyone starts to wake up



それは
まるで
みんなの夢を壊すように
ゆっくり転がっていって

ついには
プラットフォームに戻ってくる

それを
僕はまた左足で
蹴ろうとはせずに

ポケットに突っ込んでいた
左手で拾い上げる

銜えていたタバコを
「終日禁煙」の標識の下で踏み消して

その石を持ったまま
始発が来る方向の線路を見る

夜はまだ明けきってはおらず
透き通った色をした空気が
鼻から通って肺を冷やす

真っ暗闇の中へ続く
まっすぐな線路に向かって
その石をふわっと
放り投げた

それは一瞬綺麗な
放物線を描いて
暗闇の奥にストンと消えた

ジジジ

剥き出しの蛍光灯の
音だけがプラットフォームに響く

踏み消したはずの
タバコから
かすかに煙が舞い上がっていた

それは
誰かを探しているようだったけれど

一メートルも漂わないうちに
冷たい空気に溶けた


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