shogun7
皆様に支えられてwここまでやってきました
ショーグン7です
内容がめちゃくちゃな
小説ですが
これからもお願いします
前回までのあらすじは
→のアーカイブからさがしてください☆
車内でも
ダイスケは落ち着かない様子だった
幼い頃の数少ない記憶を
少しでも鮮明にしようと
必死に父の顔を思い出そうとしていた
ミカはただただ不安げな顔を浮かべ
カーラジオから聞こえてくる
今人気のアイドルグループの曲を
ぼーっと聞き流していた
「親父さんはなにしてる人だったんだ?」
沈黙が続く車内を
いち早く打ち破ったのはガンモだった
親父がなにをしてる人?
そんなこと考えたこともなかった
二人の実の子供を
母に押し付け
離婚調停の時になっても
養育費を払うことを渋っていた
もしかしたら
父にとっておれたちは
邪魔だったんじゃないか
いっそのこと存在を無視してしまいたい
くらいに思っているかもしれない
唯一記憶にあるのは
まだ赤ん坊だった頃の
ミカをベビー・ベッドに
寝かしつけたあとに必ず始まる
夫婦喧嘩だった
ダイスケは眠りが浅い時は
夜中に起きて、母を求め
リビングに通じる寝室のふすま
をあけようとするのだが
いつも二人の怒声がそれを
ためらわせた
怖い時、寂しい時
母や父の胸に飛び込んだのは
何回あるだろう
もしかしたらないのかもしれない
おれはいつも
そのふすまを開けることが出来ず
寝室とリビングをさえぎるふすまが
そのまま
親と子をさえぎる
猜疑心の壁になってしまったのかもしれない
かすかに聞こえる怒声
布団と枕を必死に耳に押し付け
忘れようとする
僕のお父さんとお母さんは仲がいいんだ
と自分に言い聞かせていた
が
それは、まったくの気休めでしかなかったことを
知ることになった
「ダイスケ、パパはちょっとお仕事で遠くに
行かなければならないんだ」
ダイスケの頭を軽くなで
「それじゃ」
と一言呟き、父を見ようとせず
頬杖をつき虚空を眺めてる母を一瞥し
父は出て行った
「ダイスケ」
ガンモが話しかけていた
「大丈夫か?まだつかねぇからちょっと寝ておいた
方がいいんじゃないか?真っ青だぞ」
なんだかすごく疲れた
心の奥にあるかすかな記憶を思い出すのは
かなりつらい
どこかのPAの看板がチラっと見えた
ダイスケは静かに目を瞑った

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